やねや職人 スタッフブログ

早いもので１１月も終わり。今週は12月に入ります。

今年も残り1か月となりましたね。

紅葉シーズンが終わり、次のイベントはクリスマス。

今年はイルミネーションが見れるかな(#^.^#)

コロナの変異株がこの先どこまで広がるか心配ですが、私たちは今まで通り、感染症対策をしっかり行いつつ新しい日常生活でイベントを楽しみましょう！！

今日のやねや職人スタッフブログは、下松市で屋根葺き替え工事が終りましたのでご紹介します。

雨漏りがあるとのご相談を頂きました。

雨漏りしている箇所の瓦を外してみるとルーフィングの切れた箇所とその下の野地板に隙間が見えます。

地葺き瓦が桟木に釘止めされていないため、ズレ防止策としてコーキングで瓦と瓦を固定している所もあり全体的に良くない状態でした。

部分的に雨漏り箇所を補修するより、すべての瓦を釘で固定、防災対策も兼ねて葺き替えをおすすめ、ご注文頂きました。

既存瓦を撤去します。

ルーフィング、桟木も撤去します。

新しい瓦は石州の赤。

雨漏りしていた部分の瓦谷は耐久性の高いステンレス製に、雨量が多くなった時など瓦谷から瓦の下へ雨水が逆流するのを防ぐためにスポンジ状のシーラーを取り付けました。

棟は今までのようにのし瓦を使用せず、棟垂木に屋根専用漆喰シルガードを塗布して被せ瓦1枚で仕上げます。

強風で棟瓦がズレる心配がなくなります。

完成です。

今年の冬は例年に比べて寒くなるとの予想です。

石州瓦の焼成温度は他の産地の瓦に比べて高く、凍害に強いとされています。

特に赤瓦の表面は黒や銀色に比べて滑りやすく雪が留まりにくくなっています。

近年は山口県でも水分を含んだずっしりと重い雪が短時間で降り積もることが多くなっています。

さすがに雪下ろしをする程積もることはないとは思いますが、石州の赤なら安心ですね(#^.^#)

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